歩くということ

「昨日の夜となりの住民がうるさくて大変だったよ」とパ-トナ-にぐちを言うと、「それで眠れなかったの?」という質問が帰ってきた。
実はその日はよく眠れた方だったと思う。

彼は疲れているとどんな状況でもよく眠れるものだよとおおらかに笑った。
その日なぜよく眠れたかというと、隣町まで友達の誕生日プレゼントを買う為に電車を使わず長い距離を歩いたからだった。

歩くということが健康にいいことは周知の事実だが、歩くと足の裏に刺激があるため深い眠りにつくのを助けてくれる。
私はどちらかというとインサイド人間で、何か理由をつけないと外に出る気にならないナマケモノなのだが、市内に住み始めてからは外に出る理由を見つけやすくなったように思う。

例えば美術館のエキシビジョンの絵を見にいく、だとか、友達と最近できたカフェにいこう、とか、こう書くとこれらもインサイドなので笑えるけれども、この目標地にたどり着くまで歩くことを自分に課すのである。

そうすると自然と歩く距離もかせげるし、日々の季節の移り変わりや今まで気づかなかったお店まで見つけられてほんの少しだけ生活が豊かになったような気がする。

長期休暇に入って体がなまっている生徒さんや私のようにインドアの方々にも、一日中テレビの前に座り込むのではなく是非何か目的を作って元気に外を歩いてみる事をお勧めする。
旅先でも同様に、旅館やホテルに籠りっきりでは素っ気ない。

«
»