「チャリにい」と「マジにい」

いつも夕刊の新聞配達をしてくれているお兄さんを子供達は「チャリにい」と呼んでいます。
チャリに乗ったお兄ちゃんの略だそうです。

チャリにいは、夕方子供達が家の前で遊んでいると、新聞を配りにやってきます。
時々手品をしてくれるので、近所の子ども達からも人気者です。

ある日アウトレットモールに家族で買い物に行くと、いつもの手品コーナーにあのチャリにいがいるのです。
しかもタキシードにシルクハットをかぶり、いかにもインチキマジシャンのごとく手品を披露していました。

子ども達は最初チャリにいだと気づかなかったようですが、あの特徴のある甲高い声でわかったようです。
チャリにいは私達家族に気づいても照れた様子もなく、平然と手品をやってみせてくれました。

仕掛けのある手品用品を販売するためのデモンストレーションなのですが、チャリにいの日頃から子供相手に鍛えたトークがテンポも良く、そのうち人も沢山集まって来ました。

次の日、夕刊を配りにきたチャリにいを見て子供達は駆け寄ってサインをねだりました。
その日からチャリにいではなく、「マジにい」と呼ばれるようになりました。
子どもは自由な発想でニックネームをつけるものですよね。

ところが昨今の学校では、ニックネームはダメだというところさえあるようです。
更には、既に当たり前にはなっていますが、小学生相手でも「○○ちゃん」と先生は言ってはいけないのだそうです。
そこまで子どもに気を配る必要性はあるのかということですよね。

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